おふぃま新聞 6月号
6月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。
1.コロナ禍で、事業者の健康診断の延期が認められています
・一般健康診断:令和2年6月末までの間、実施時期を延期することができます。
・特殊健康診断:実施することが義務づけられていますが、十分な感染防止対策を講じることが困難な場合などには、実施時期を6月末まで延期することができます。
これらの取扱いは、現時点では新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた令和2年6月末までに限られた対応とされています。詳細は厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)」に掲載されていますが、随時更新されていますので、こまめにチェックする必要があります。
2.妊娠中の女性労働者から新型コロナウイルス感染リスク対策を求められたら?
新型コロナウイルスのワクチンは現在のところ開発されておらず、治療薬レムデシビルは、厚生労働省が発出した通達で妊婦に使用しないよう要請されています。また、アビガン錠の患者向け資料では「妊娠中に服用することで胎児の奇形や流産・死産を起こす可能性があります」と、注意を促しています。
厚生労働省では、5月7日より指針を改正し、医師等が作成した母性健康管理指導事項連絡カードを、女性労働者が事業主に提出した場合、必要な措置を講じるよう義務付けています。
令和3年1月31日までの時限措置ですが、措置を講じない場合は企業名公表等の罰則が適用されます。
3.6月から職場におけるハラスメント防止対策が強化されます
労働施策総合推進法の改正により、6月1日から、職場におけるパワーハラスメント防止のために、雇用管理上必要な措置を講じることが事業主の義務となります。
なお、中小事業主は、令和4年4月1日から義務化されます(それまでは努力義務です)。
4.新型コロナ こころのケアを
新型コロナウイルスの感染拡大で、生活環境に大きな変化が生じています。厚生労働省では、働く人々のこころの相談窓口として、以下のサービスを案内しています。自分ひとりでは抱えきれないという場合には、専門家に相談してみましょう。
◆新型コロナウイルス感染症関連SNS心の相談…新型コロナウイルス感染症の影響による心の悩みについて、チャット形式で相談できます。
◆新型コロナこころの健康相談電話(番号:050−3628−5672)…新型コロナウイルスによる不安な気持ちの対処法など、日常を落ち着いて過ごすための方法について、電話で相談できます。
◆こころの耳 相談窓口案内…「働く人の「こころの耳メール相談」」をはじめ、さまざまな相談機関・相談窓口をご紹介しています。
5.多発シーズン到来! 今年は特に「熱中症」への注意が必要です!
今年は、全国的に気温が高くなることが見込まれる中、新型コロナウイルス対策に関連して、注意が必要です。具体的には、
①マスクを着けていると体内に熱がこもりやすく、またのどの渇きも感じにくくなるため、知らないうちに脱水が進む、
②外出自粛で暑熱馴化(体の機能が暑さに慣れて、汗をかいて体温を下げるなどの対処ができること)ができていない、
といったことにより熱中症リスクが高まっているとされています。
6.業務中に新型コロナウイルス感染した場合の労災補償
厚生労働省は、各労働局に対し、労働者が業務中に新型コロナウイルスに感染した場合の労災補償に関する通達(以下「通達」という)を出し、相談があった際の対応について方針を示しました。【基補発0428第1号「新型コロナウイルス感染症の労災補償における取扱いについて」PDF】
コラム
首都圏では、5月25日に緊急事態宣言が解除されました。
しかし解除後に病院のクラスター発生、北九州市の第2波のニュースに、解除されたといっても「ウィルスはどこかで生きている」のでワクチンが開発されるまで、マスクや手洗いは続けなければいけないし、不要不急の外出も控えたほうがいいのかと思ったりします。
でも、それでは、世の中が不況になってしまうし・・。
先日、市から特別定額給付金の案内が来ました。
マスクはまだ届きません。
マスクや一律10万円のバラマキに思うところはありますが、少しでも自分にできることと言ったら、7月下旬から始まる「GO TO Travel」「GO TO Eat」キャンペーンに積極的に参加し観光産業や飲食業を活性化することでしょうか。
みなで頑張って、何とかこの非常時を乗り切りましょう!
by office-matsumoto | 2020-06-01