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おふぃま新聞 4月号

4月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.厚労省検討会で示された、事業主が講ずべき「パワハラ」防止策

2月下旬に開催された厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」、職場におけるパワハラの定義、パワハラ防止のための対応策とメリット・デメリット、パワハラを防止するために事業主が講ずる対応策の案が示されました。
「パワハラの内容等の明確化、周知・啓発」「行為者への対処方針・対処内容(懲戒等)の就業規則等への規定、周知・啓発」「相談窓口の設置」「被害者に対する配慮のための対応(メンタルヘルス不調への相談対応等)の適正な実施」などが挙げられています。

2.女性の賃金、アルバイトの時給が過去最高に!

厚生労働省は2月下旬、2017年の「賃金構造基本統計調査」を発表しました。
雇用形態別でみると、正社員の所定内給与は32万1,600円と前年からほぼ横ばいだったのに対し、非正社員は同0.5%減の21万800円で、賃金格差は広がりました。
また、短時間勤務をするアルバイトや契約社員の平均時給額は同2.0%増の1,096円で、過去最高でした。男性は同1.8%増の1,154円で、女性が同1.9%増の1,074円でした。

3.「女性管理職」の実態と管理職に対する女性の意識

厚生労働省の調査によれば、課長級以上の管理職に占める女性の割合が前年比0.3ポイント増の9.6%となり、過去最高を更新したそうです。国も雇用制度改革の1つとして「女性の活躍推進」を掲げており、女性管理職の登用拡大に向けた働きかけを行うことを明言しています。
一方、最近はそもそも「管理職になりたくない」という若者が増えているという現状もあります。また、電通が働く女性を対象に実施した調査によると、「9割以上に管理職志向なし」という結果も出ています。
上記のように、マネジメント職への意識が高いとは言えない中で、今後は、女性の管理職に限らず、管理職となるべき人材を企業として意識的に育成するための体制を考えていくことが必要になるでしょう。

4.今からの対策が有効! 職場における「5月病」対策

「5月病」は、医学的な病名ではなく、5月頃になるとなんとなく体がだるくなり、「やる気が出ない」「気分がふさぐ」といった症状が出る状態を総称した呼び方です。5月病の原因は様々ですが、「新しい環境にうまく適応できない」こともその1つです。
そこで、企業としては、新年度を迎える前に、新しい環境で働くことになる人に対して上司・同僚が積極的に声をかけるなど、オープンな職場環境を整備しておきたいものです。

5.実施から1年を迎えた「プレミアムフライデー」の実態

毎月最終金曜日に15時の退社を促し、働き方改革や消費拡大などにつなげる「プレミアムフライデー」が、今年2月で実施開始から1年を迎えました。
小売店や飲食店では、実施当初は仕事帰りの集客を期待してイベントや値下げなどを試みましたが、実際は、買い物客はまばらで2割ほどの売上げ増にとどまっています。
また、旅行会社が企画した限定ツアーも予約が伸びず数か月で終了となるなど、当初から懸念がされていた「月末の金曜日は仕事が立て込んでいて早く帰れない」という声が浮き彫りになりました。
こうした実態を受けて「プレミアムフライデー推進協議会」は、実施できていない企業に対して柔軟な運用ができるように、月末にこだわらず別の金曜日などに振り替える「振替プレミアムフライデー」の導入を呼び掛けました。

6.手当等を活用して、従業員に会社の近くに住んでもらう試み

NHKが5年ごとに行っている「国民生活時間調査」によれば、2015年の平均通勤時間(往復)は1時間19分で、1995年からほぼ変わっていません。
従業員の立場では、必ずしも職場の近くに住みたいとは限りませんが、会社としては、従業員が事業所の近くに住んでくれたほうが喜ばしいものです。長時間通勤で疲弊することなく業務で力を発揮できる、通勤手当が低額、緊急の業務や自然災害時の出退勤が容易、といったメリットがあるからです。
居住地をどこにするかは、言うまでもなく各従業員が自由に決定すべきことであり、会社は一切の強制をしてはなりません。その代わり、職場の近くに住む従業員に「近距離手当」を支給することで、自発的に職場の近くに引っ越してもらうという方法があり、クックパッド、サイバーエージェントほか様々な企業が採用しています。

コラム

(事務所員・S記)

花粉が猛威を奮っております。
弊所所員は漏れなく花粉症持ちで、症状が鼻に出るタイプ、目に出るタイプ、双方に来てしまうタイプがいます。
電話中にクシャミが聞こえても温かい心でご容赦くださいませ。薬で症状を抑えてはいるのですが、あまりに強いものだとぼんやりしてしまうのが難点です。

4月は、弊所の年間業務である「労働保険料年度更新の準備」、「年度更新の準備を行いながらの社会保険料算定」と2大イベントが控えております。
年末の業務が「短期間かつ大量!」だとすれば、この4月から始まる業務は「多めの量がしばらく続く」ので、年末よりも消耗する、と言う所員もいます。給与などの計算資料はお早めにご提出のほど、ご協力よろしくお願いいたします!

桜もすでに満開となり、4月中旬には見れなくなるとか・・。3月は雪が降りましたね。気温の変化が激しく、疲れやすい時期でもありますのでどうかご自愛ください。

by office-matsumoto | 2018-04-01

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