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おふぃま新聞 11月号

11月に入りました。
今年も残すところ、あと2カ月。
オフィス松本、今月も頑張って参ります!

さて、事業仕分け第3弾が行われ、いくつかの助成金が「廃止」「見直し」と判断されました。
「キャリア形成促進助成金」、「ジョブカード」の廃止は来年の従業員教育計画を見直すところとなりそうです。

さて、今月の『おふぃま新聞』は、次の5本でお送りします。

1.休日がとりやすい「業種」「地域」は?

ある調査によると、年間休日数が多い業種は、「金融」「IT」「メディア」となっています。
逆に、少ない業種は「小売・外食」「建築・土木」「サービス」と続いています。
休日数が多い業種は、法人向き
少ない業種は、年中無給や週休1日といったケースが多いようです。

また、地域で見ると、年間休日数の多い地域は、関東・東北・関西と続きます。
逆に、中国・四国や九州・沖縄は少なくなっています。
これは、大手企業の下請け工場やコールセンターなどが多く、長期の休暇が取りにくいといった傾向があります。

2.「未払い残業代」をめぐる紛争事例

このところ、「未払い残業代」をめぐるトラブル事例がマスコミを賑わせています。
大手の旅行会社の子会社では、添乗員の「みなし労働の適用」が問題となりました。
また、イオングループの関係会社では「是正勧告」を受け、未払い残業を総額で 2億2000万円を支払うと発表しました。

過去の未払い残業代について、いつ従業員(または退職者)から請求がなされるか、また、労働基準監督署からの指摘を受けるかわからない時代となっています。
早急に、無駄な残業を発生させない仕組みづくり、労務管理上の工夫、就業規則・社内規定の整備等をすることが必要です。

3.新しい高齢者医療制度の行方

「後期高齢者医療制度」(長寿医療制度)が、2013年度に廃止される予定です。
その後は、
現役サラリーマンと扶養家族は「健康保険組合」や「協会けんぽ」などへ
その他の人は国民健康保険に移ることとなります。

4.「働きやすい会社」の条件とは?

日経新聞が2010年の「働きやすい会社」のランキングを発表しました。
この調査では、「働きやすさの条件」として、次の4項目があります。

  • (1)社員の意欲を向上させる制度
  • (2)人材の採用・育成と評価
  • (3)働く側に配慮した職場づくり
  • (4)子育てに配慮した職場づくり

働く人が重視する項目は、

  • (1)年次有給休暇の取りやすさ
  • (2)実労働時間の適正さ

会社と社員が一体となって業務の効率化について真剣に考え、働きやすい職場としていくための取組みを行うことが必要です。

5.中小企業における「人材確保・育成」10カ条

東京商工会議所が発表した、
「中小企業の人材確保・育成10カ条〜企業成長の源泉は人材にあり」
によると、経営者が取組む上で重要と思われるポイントは、次の通りです。

  • (1)「働くことが楽しくなるような事業分野で勝負」
  • (2)「明確な方針をわかりやすく伝えよ」
  • (3)「トップが先頭に立って必死で育てる」
  • (4)「採用ミスは致命傷」
  • (5)「人が育てば企業も育つ」
  • (6)「部下の育成は仕事の一部」
  • (7)「制度や仕組みだけでは動かない」
  • (8)「中小企業らしさに誇りを持つ」
  • (9)「真似ずに学べ」
  • (10)「経営者は教育者」

コラム

最近、何社かの就業規則を拝見する機会を得ました。

私は、まず、受理印を確認します。
受理印がないもの(作成するだけで届出義務を知らなかった)、
受理印が10年以上前のもの、
色が変色した就業規則・・・。結構な年代物の就業規則です。

「お宅の就業規則はどうですか?(ちゃんと機能していますか?)」との質問に、
「はい、ちゃんと有ります!」のお答え。

・・・いえいえ、就業規則は存在する(ある)だけではなく、
会社のルールとしてしっかり働いてもらってこそ就業規則なんですよ。

by office-matsumoto | 2010-11-01

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