事務所新聞 6月号
6月、梅雨に入る前の少し蒸し暑い事務所からお届けいたします。
1.上司と若手社員の考え方のギャップ
若手社員のモチベーションが落ちています。
20代の若手社員のモチベーション低下の原因は、
「会社の将来性への不安」、「人材育成の機会の不十分さ」が挙げられています。
40代では、「会社の将来性への不安」を抱きつつもモチベーションは落ちていません。
また、上司は部下に「困難を克服する力」に期待していますが、「困難克服力」を伸ばしたい若手社員は少ないという調査結果が出ています。
上司と部下の考え方のギャップをいかにちいさくするか・・が今後の課題と言えそうです。
2.健康診断に「うつ病検査」を義務化
厚生労働省の「自殺・うつ病対策プロジェクトチーム」が、職場の定期健康診断でうつ病など精神疾患をチェックするよう求める提言をまとめました。
うつ病のチェックには、「職業性ストレス簡易性調査票」を利用するそうです。
3.ワークルールチェッカーの診断結果
今年2月に開設した労働条件簡易診断WEBサイトの「ワークルールチェッカー」のアクセス状況が発表されました。
これによると、診断結果が「ひとまず安心」だったのは全体の2割だそうです。
4.残業時間の削減を進める為には?
ある企業では、会議で使用するディスプレー上に、社員1秒あたりの平均賃金と会議時間を基に算出した「会議コスト」を秒刻みで表示
また、ある企業では、1日の予定を管理職に報告・全員の時間の使い方を分析し、長時間労働の原因を分析し、残業削減へ
個人でも、日常業務を見直すことで業務効率がUPします。
まずは、会議や打合せ、資料作成などの身近なムダを排除することから始めてみましょう。
コラム
宇宙飛行士の山崎直子さんは、幼い時から宇宙飛行士を目指し宇宙開発事業団に入社しました。
そして、結婚・出産を経て、ついに夢をかなえました。
昭和47年に男女雇用機会均等法ができ、幾度かの改正が行われていますが、未だに男女の性別による働き方の格差はあります。
「男女平等」を声高に叫ぶのでなく、また何かを犠牲にしたり、諦めなくても、「しなやかに」「逞しく」そして「自然体」で、誰もが夢に挑戦できる社会にしていかなければいけないと思うのです。
by office-matsumoto | 2010-06-01