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おふぃま新聞 9月号

9月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.令和5年度最低賃金額 全国平均で初の1,000円超え

7月28日、中央最低賃金審議会で令和5年度の地域別最低賃金額改定の目安の答申が取りまとめられ、Aランク41円、Bランク40円、Cランク39円に決定しました。引上げ額はこれまでで最も大きく、全国平均で時給1,002円と、初めて1,000円を超えました。

【厚生労働省「令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について」

2.令和4年度労基署の監督指導結果&指導事例

厚生労働省より、令和4年度に長時間労働が疑われる事業場に対して労基署が実施した監督指導の結果が公表されました。
一例をあげると、長時間にわたる違法な時間外・休日労働を行わせたことについては是正勧告や、時間外・休日労働時間を1か月当たり80時間以内とするための具体的方策を検討・実施するよう指導がされたようです。

【厚生労働省「長時間労働が疑われる事業場に対する令和4年度の監督指導結果を公表します」(PDFが開きます)

3.シニア雇用に関する、シニア・若手・経営者の思い

特定非営利活動法人YUVECの調査「シニア雇用ならびにシニアの働き方に関するアンケート」によると、経営者が問題だと思うシニアの資質では「自分のやり方や経験に拘る、ITに弱い、新しいことを憶えてくれない、自分の経験を自慢する」が挙げられました。一方、職場で同僚となる若手・中堅層が望むシニア像としては「人柄がよい、技術や経験等の会社に役立つ何かを持っている、自ら手を動かす」などが挙げられました。

【特定非営利活動法人YUVEC「2022年度版 シニア雇用ならびにシニアの働き方に関するアンケート」

4.男性の育休取得率の増加と企業の育児休業支援

厚生労働省が公表した「令和4年度雇用均等基本調査」によれば、令和2年10月1日から令和3年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、令和4年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む)の割合は17.13%となっています。この数値は上記改正施行前の状況によるものですが、前回調査(令和3年度:13.97%)より約3ポイントの上昇、過去最高となっています。

近時、男性でも育児休業が取りやすい環境かどうかは、求職者の企業選びにおいても判断材料となってきています。企業への助成の動きも注視つつ、今後より一層、育児休業支援の取組みについて検討していきたいところです。

【厚生労働省「令和4年度「令和4年度雇用均等基本調査」の結果概要」(PDFが開きます)

5.トラックGメン設置による荷主・元請事業者への監視体制の強化

国土交通省は7月21日、長時間の荷待ちや、依頼になかった附帯業務、無理な配送依頼等、適正な取引を阻害する疑いのある荷主企業(着荷主企業も含む)・元請事業者の監視を強化するため、「トラックGメン」を創設しました。

【国土交通省「「トラックGメン」の創設について(PDFが開きます)

6.12月よりアルコール検知器によるアルコールチェックが義務化されます

現在、令和4年4月施行の道路交通法の改正により、「白ナンバー」車(自家用車)を5台以上、または定員11人以上の車を1台以上保有している事業者は、運転の前後に目視による酒気帯びの確認とその記録の1年間の保管が義務付けられています。しかし、12月1日からは、アルコール検知器によるアルコールチェックが義務化されることが決定しました。

【警視庁「アルコール検知器使用義務化規定の適用について」(PDFが開きます)

【警視庁「ポスター、リーフレット」(PDFが開きます)

コラム

6月に改正マイナンバー法が成立し、2024年秋に現行の保険証は廃止され、マイナ保険証に一本化することが決まりました。
未だにマイナ保険証に反対する声もあるようですが、マイナカードを保険証として利用できるように登録した人は70%を超えているようです。

マイナカードができたときは、再発行はしない、人に個人番号を知られてはいけない…の注意事項があり自宅の金庫(?)に保管していましたが、今度は保険証として使いなさいと言われ、個人番号を知られる恐れは何だったのかと思います。

とりあえず私が一番聞きたいのは、「健康保険証の代わりになる手続きは何か?」「その手続きに対してどれほどの作業量が発生するか」なのですが、それについての情報は全くないような状況です。

2024年12月の忙しい時期に保険証の切り替え作業が発生することだけは勘弁してほしいというのが正直な気持ちです。

by office-matsumoto | 2023-09-01

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