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おふぃま新聞 5月号

5月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.令和4年度労働保険の年度更新実務の注意点

令和4年3月30日に成立した改正雇用保険法により、令和4年度の雇用保険料率は、年度前半(4月〜9月)は2/1,000、年度後半(10月〜令和5年3月)は6/1,000とされています(失業等給付に係る雇用保険料率(労使折半))。  そのため、概算保険料の計算を2段階で行う必要があり、例年とは手順の一部が異なります。

【厚生労働省「令和4年度労働保険の年度更新期間について」

2.令和4年度「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンが始まりました

このキャンペーンは、厚生労働省が全国の学生等を対象に、特に新入学生がアルバイトを始める4月1日から7月31日までの間、自らの労働条件の確認を促すことなどを目的としたものです。

3.不妊治療の保険適用と両立支援 〜改訂された厚労省ツールの活用〜

2022年4月から、一般不妊治療(タイミング法、人工授精)、生殖補助医療(体外受精、顕微授精等)が新たに保険適用されることになりました。厚生労働省も、取組みを広く周知するためのツールとして、「《PDF》不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」「《PDF》不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」の改訂と、不妊治療を行う労働者と主治医と企業とをつなぐ「《PDF》不妊治療連絡カード」の様式見直しを行い、公表しています。

4.5月は「自転車月間」です!改めて見直しておきたい企業の自転車管理

新型コロナウイルスの影響により、「運動不足解消のため」「満員電車の密を避けるため」「在宅の時間が増え、近所で用事を済ませるようになったため」などを理由に、自転車利用が増えています。一方、自転車事故によって他人の生命や身体を害した場合に、加害者が高額の損害賠償を命じられる判決事例も、近年、相次いでいます。業務中・通勤途上の自転車事故については、使用の実態や事故発生時の状況により会社責任が問われることもあり、注意を要します。
特に注意して確認したいのは、自転車保険等への加入です。たとえば東京都では、自転車の利用者に対し、対人賠償事故保険への加入が義務化され、あわせて、自転車を業務で使用する事業者にも同様の義務が課されました。また、自転車を通勤に利用する従業員がいる事業者にも、自転車通勤者が保険に加入していることを確認する努力義務が課されています。

5.厚生労働省が就活セクハラ防止へ 企業に対する指導を強化

厚生労働省は、令和4年3月29日、就職活動中の学生に対するセクシュアルハラスメント防止対策を強化することを公表しました。就職活動中の学生をハラスメントから守り、より安心して就職活動に取り組める環境を整備するため、令和4年3月以降、「セクハラ被害防止を目的とした大学生に対する出前講座の実施」、「就活ハラスメントの被害にあった学生へのヒアリングの実施」等の取組みを実施しています。

【厚生労働省「就職活動中の学生等に対するハラスメント防止対策を強化します!」

6.新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者の取扱いの変更

厚生労働省は、「《PDFが開きます》B.1.1.529 系統(オミクロン株)が主流である間の当該株の特徴を踏まえた感染者の発生場所毎の濃厚接触者の特定及び行動制限並びに積極的疫学調査の実施について」(3月16日事務連絡(3月22日一部改正))を発出し、また、首相官邸は「《PDF》新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」を3月17日に改訂しました。それに伴い、事業所等で感染者が発生した場合の濃厚接触者の取扱いが変更になりました。

コラム

①令和4年4月1日と10月1日に、育児・介護休業法が改正されます。
会社としては、現状の就業規則や労使協定等が改正法に合ってるかどうか、従業員に対して制度内容を周知する体制や文書がそろっているか確認する必要があります。
どんなに法改正があり、会社が制度を整えても、従業員がそれを知らなかったり利用する手段を持たなければ意味がありません。
「改正育児・介護休業法対応 最終チェックリスト(令和4年4月と10月)」、妊娠した従業員に配布する「個別周知文書」の様式を作成し、顧問の会社様に配布しました。


②善光寺と聞くと、「牛に引かれて善光寺」の話を思い出します。

『信心のない欲深い老婆が、軒下にさらしていた布を角に引っ掛けて走っていく牛を追いかけていったところ、ついに善光寺までたどりつき、信心深くなって極楽往生を遂げた』という話です。
小学校の教科書に載っていた「牛に引かれていく老婆」の挿絵が浮かびます。

この「牛にひかれて善光寺」という言葉ですが、「思わぬ人の誘いに乗ると物事が良い方向に向かう」という意味があるそうです。
最近は「知らない人の誘いはまず疑え」という風潮がありますが、新しい風(情報)を運んでくるのは、SNSやTVでなく「人」だと思います。
それも、普段、話す機会のない人。
コロナで人との接触も控えめにしていると、新しいものを生み出す力が無くなっていくのではないかと感じます。

今年の善光寺は7年に1回の御開帳です。
連休は、牛に引かれたつもりで善光寺にお参りに行くのもいいかなと思っています。

by office-matsumoto | 2022-05-01

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